アイホージュの庭

リラクゼーションサロンアイホージュのブログです

ありのまま認める×EFTセッション事例 ~離婚を回避したい その4~

セッション中、
「何故かわからないけれど、小さい頃の事を思い出した」
とお話になるクライアントさんは、とても多いです。

このような発言が出るのは、決まって、
現在の問題の対応方法(「認めないオトナ」の対応方法)では、うまくいかない事を
クライアントさん自ら気付くように、EFTをしている時なのです。

こういった時、私・伊藤は、クライアントさんに生じている
●現在の問題(出来事)
●思い出した小さい頃の出来事
を比較します。

その際に
●出来事そのもの
●出来事に対する、Rさんの視点・思考・言動(物事への対応方法)
の2点を、チェックしています。

●現在の問題
●思い出した、小さい頃の出来事
そのものを比べる場合、時代、登場人物、起きている事等に、表立った共通点は見つかりません。

ところが、
●現在の問題に対応する、クライアントさんの視点・思考・言動(物事への対応方法) 
●小さい頃の出来事に対応する、クライアントさんの視点・思考・言動(物事の対応方法)
で比較すると、2つの共通点が出てくるのです。

1・小さい頃と、現在の出来事に対応するクライアントさん達の動きが
「認めないオトナ」の状態であること

2・「認めないオトナ」の状態で対応した結果
・小さい頃は、うまくいった(その場を凌げた)と感じている
・現在は、うまくいかないと感じていること

もし
●小さい頃
●現在
共に、「認めないオトナ」の状態で、対応しているのであれば、当然
●小さい頃から、現在に至る迄の間
も、同じ「認めないオトナ」の状態で、対応しています。

●過去、現在から続く、未来
も、同じ「認めないオトナ」の状態で、対応する事になります。

長年に渡り、「認めないオトナ」の状態で対応する事を強化した結果、
クライアントさんには、ある問題が生じています。

それは、「大人のありのまま」の、
本当の所、自分はどうしたいのか
どこに行きたいのか
その為に何をするのかといった
思考した事を、実際の行動に繋げ、望むものを自ら得ていく為の
・思考・感情の整理
・問題・悩みの対応方法
・やる必要のある事をやる・やりたい事をやる
土台を形成したり、育んだりする機会を失ったまま、大人になったと言う事です。

Rさんの事例で言うならば、
一時、EFTを使い「大人のありのまま」の対応で、離婚を回避した所で、
実生活に戻り、今までと同じ「認めないオトナ」の状態で対応し続けたら、
そう遠くないうちに、再び離婚話が浮上するという事です。

そうならない為に、Rさんが、根本的に対応しようとするならば、何が必要でしょうか。

Rさんが、ご自身の
・「認めないオトナ」の対応が、どのようなものかを知り、
・「認めないオトナ」の対応方法を使おうとする自分が出てくる度に、気づいて
・「大人のありのまま」の対応へと立て直す
事なのです。

これは、
・ありのままの自分でいたら、周りに嫌われるから(認めてもらえないから)
ありのままの自分でいてはいけないと思いこんでいたけれど
・実際の所、ありのままの自分を否定しても、何もうまくいかない
・だから、ありのままの自分で大丈夫だ
というプロセスであり、ありのまま認める×EFTの取り組みです。

このプロセスに慣れる過程には、トライ&エラーが生じます。

トライ&エラーを積み重ねながら
・Rさんなりの、「大人のありのまま」の対応方法や境界線を確立する
・立て直しのスピードを上げる
・自分はどうしたいのか、どこに行くのか、何をする必要があるのか思考し、
思考を、実際の行動に繋げ、新しい結果を得る力を身に着けていく
のです。

以前も書きましたが、このプロセスは、口頭説明だけでは、理解も対応もできない事がほとんどです。

その為、必要なポイントを押さえた上で、EFTの手法を用いています。


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では、ここから、Rさんの事例に入ります。

Rさんはご自身が育った家庭を、どのように見ていたのでしょう。

Rさんは、昔、とある大人から、家庭事情について「可哀想だね」と言われたと言います。

ただ、本人としては、全くそうは思っていなくて
「そうか、私って可哀想なのか」と思ったとのことでした。

そこからなのか、周りからかわいそうと言われて、頑張る自分が好き というのが
あるかもしれないと言う事をお話し下さいました。

【Rさんから見た、Rさんのお母さまについて】

「母は、父の言いなりで、幸せそうには全然見えないと感じていました。
だから、私が配偶者と一緒に幸せになる為には、絶対に母の様に、配偶者の言いなりにはならないと思っていました。」


【Rさんから見た、Rさんのお父さまについて】
「父は、家事や育児に非協力的だったと感じていて、そんな父を尊敬出来ないと思っていました。
だから、私が、父を尊敬する為には、父が家事や育児に協力的である必要があると思い込んでいました。」


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Rさんは、配偶者が、父と同じく、家事や育児に非協力的だと感じていました。

実際の所、Rさんの配偶者は、家事・育児に非協力的な方ではありませんでした。

配偶者なりに家事や育児をしていたのです。

ただし。
配偶者は、Rさんの思い通りに、動いていませんでした。

どれだけ、配偶者なりに家事・育児をしていたとしても
配偶者が、Rさんの思い通りに動いていなければ
「認めないオトナ」の状態にあるRさんは
「配偶者は、家事や育児をしてくれない、非協力的だ」と捉えます。

ですが、Rさんは、配偶者がRさんの思い通りに家事・育児が出来て初めて
「配偶者は、家事・育児をした(配偶者に認めてもらえた)」とご自身が捉えている事には、
一切、気づいていません。

なので、配偶者が、実際は、家事や育児をしているのに、
Rさんの思い通りに動かなかった事で、
配偶者が、家事や育児をしてくれないと捉えて、
自分の子供が、過去の自分のように配偶者(子供から見た父親)を尊敬できなくなる事を恐れました。

子供が配偶者を父として、尊敬できるようにする為には、どうしたらいいのか。

何としても、私は、配偶者に家事や育児をさせる必要がある!
配偶者に負けないように、私の言うことを聞かせる必要がある!
(何としても、自分の思い通りに、配偶者を動かして、家事や育児をするようにさせる必要がある!)
と思い込んだのです。

そんなRさんは、配偶者に向かって
「お金もないし、手伝いもしないし、用無し!」と言った事があるとお話になりました。

配偶者にそう伝える事で、
配偶者がRさんの大変さを理解して、頑張って、お金を稼いで、家事や育児もして、
Rさんの理想の夫(思い通りの夫)になってくれると期待していたのです。

※この動き、私を認めてくれて、私の欲しいものを全て与えてくれる です。

Rさんが、「認めないオトナ」の状態では、このように思うのも当然なのですが、
私・伊藤は、Rさんの理想の夫が引き寄せられる為のEFTはしません。

何故かというと、配偶者側から見たRさんの動きは
「俺、どんなに頑張っても否定されっぱなし」と感じるものです。

仮に、俺、どんなに頑張っても否定されっぱなしと感じる状態にある配偶者が
さらに頑張って、Rさんの大変さを理解し、頑張って、お金を稼いで、家事や育児もする、
「Rさんの思い通りの夫」になる事は、果たして
Rさんの為になるのでしょうか?
配偶者の為になるのでしょうか?

どちらの為にもならないのです。

仮に、Rさんの望みが叶った場合、Rさんはエスカレートします。
次々と理想の配偶者像を、配偶者に求めます。

そうなると、配偶者は、さらに「頑張っても頑張っても、俺、否定されっぱなし」
という状態になります。

配偶者の我慢の上で、関係が成り立っているのであれば、
我慢が爆発した時には、かなり関係が崩れてていると言えます。

でも、我慢しているのは、配偶者ばかりではありません。

Rさんもまた、頑張っているのに、理想像とは程遠い配偶者に腹を立てつつ、我慢しているのです。

Rさんが配偶者に対して、理想像を求めた所で、Rさんは絶対に満足しません。

これについては次回説明しますが、自分で自分を認め満たさない限り、自分を満たせる事はないのです。

まず、彼女が実生活において、やる必要のある事は、
・配偶者へ、離婚届を突き付けた事に対する謝罪
・離婚をしたくない、立て直したい旨を伝える
なのですが、

「認めないオトナ」のままでは、
配偶者が悪い
配偶者に不信感もある
愛されていないと不安になっている
配偶者を見下している
といった状態にある為、とてもではありませんが、出来る事ではありません。

その為、
・自分の感情をありのまま認め満たす
作業から開始しました。

そこで、Rさんの中に生じた変化がありました。
変化は、→で表しています。

●実母に対して、
私が何も言わなくても、
私が何を望んでいるのか全て察して、
私が欲しい物を与えてほしいと思って対応していた自分に気づいた

→実現不可能である。言わなきゃわからないと気付いた。
実母に求めていた事を、配偶者に求めていた

●実父に対して、家事・育児に非協力的だと思っていた

→実父なりに、家族の為に頑張っていると気付いた
実父に求めていた事を、配偶者に求めていた

●実父母に対して、私が感じていた不満から、理想の配偶者像を作り上げ、それに配偶者が当てはまるように仕向けていた

・配偶者が、家事・育児をしてくれない

→配偶者が、家事や育児をしていない訳ではなく、配偶者なりに、家事や育児をしている事や、家族の為に頑張っている

・配偶者は、子が尊敬できる父であってほしい。だから、私の思い通りに育児・家事をして、理想の父であってほしい。

→私の理想像通りに配偶者が育児・家事をしたからといって、子が実際に、配偶者を父として尊敬するかどうかはわからない。
子がどのように父を尊敬するのかは、子が決める事であり、Rさんが決める事ではない。

●実父母と配偶者は、自分と同じ事を思い考え行動すると思い込んでいた

→実父母も配偶者も、それぞれ全く別な人間であり、違う考えを持っている事に気づいた

セッションの取り組みによって、視点が少し変わったRさん

「私は、この先、配偶者と一緒に暮らしていく為に、変わる自信がある!!!
配偶者に、これまで、ひどい事をしてきたのを謝罪して、
私は変わったという事を、配偶者に伝えたい!!!」
と言い出しました。


え?
まだやめでけれ?
早まらないでけれ?
危険を冒さないでけれ?
私・伊藤はそう思いました。

「認めないオトナ」から「大人のありのまま」へ移行する作業をする事で、現状が何も変わらないのに、
周りの景色が今までとは違って見えるという状態になり、変わった気になるのはわかるのです。

でも、「認めないオトナ」の状態は、簡単には変わりません。

加えて「認めないオトナ」の「私の思い通りに動いて、私を認めて!」の対応パターンは、
Rさんが思っている以上に、頻繁に出てくるのです。

しかも、Rさんがが気づかないうちに。

この時点で、Rさんが、それに毎回気づいて立て直せる状態にはありません。

私、変わります!と言った所で、変わらないRさんの対応が出てきた場合、配偶者から
「変わる変わるって言ったって、結局、変わっていないよね」と言われるのが目に見えていたので、
その旨をお話ししました。

Rさんから、話を聞けば聞くほど、ヘタに動く事が命取りになるように感じていた私は、
今の時点で、配偶者に対して、やる必要のある事をやった後は
セッションとRさんご自身の、ありのまま認め満たす作業を淡々と積み重ねながら
虎視眈々と、離婚回避&関係の改善を進めるのが良いのではないかと、この時、思っていたのです。