アイホージュの庭

リラクゼーションサロンアイホージュのブログです

ありのまま認める×EFTセッション事例 ~離婚を回避したい その6~

今日は、Rさんから見た、配偶者について書きます。

これまで、配偶者が問題や悩みにどのような対応をしていたのか、
エピソードを伺いました。

1・これまでの人生において、困った時には誰かが助けてくれて
何とかなっていた。

だから「何があっても、何とかなる!」という考え方の持ち主である。

2・小学生の頃、教師に大声で怒られた時、
「怒鳴られている最中、全く別の事を考えていれば大丈夫だとわかった。
だから、怒られても平気。」という話をしていた。

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まず1について説明をします。

配偶者の「何があっても、何とかなる!」は、実際に
「いつでも、どんな時でも、何があっても何とかなる」方法
なのでしょうか。

Rさんの話を掘り下げていくと、配偶者は

●現状把握が出来ない
→自分がどこで躓いているのかが、わからない

●自分がどうしたいのか、何をするのか、どこに行くのかが
わからない

→問題の解決または折り合いをつける事を先延ばしする

●時間の経過と共に、問題が大きくなるけれど、自分ではどうしていいのか
わからない

→さらに放置を続ける

●いよいよどうにもならなくなった時に、身近な人にSOSを出し、
問題を丸投げして、片づけてもらう

●見かねた周りの人たちが、配偶者に手を差し伸べてくれたり、
助けてくれたり、引き上げてくれたりするのを待つ

という事を、何があっても、何とかなる!と言っているというのが
明らかになりました。

周りの誰かや何かが、配偶者に手を差し伸べてくれる事が、
「何とかなる」条件なのであれば、
周りの誰かや何かから、手を差し伸べてもらえなければ、
いつまでたっても、何ともなりません。

時間の経過と共に問題が大きくなりますし、問題が大きくなれば、
その分、対応する時間や労力が必要ですし、負担も大きくなるのです。

配偶者のやり方は、子供の時分に成り立つ方法です。

30代の大人であるならば、自ら思考し、行動する力がない
「認めないオトナ」の状態にある
と判断せざるを得ません。

ちなみに「大人のありのまま」でいう「何があっても、何とかなる」とは

・現状把握をし、自分が、どこで躓いたのかがわかる

・躓いたところから、自分がどうしたいのか、何をするのか、
どこに行きたいのかがわかる

その上で
・言う必要のある事を言い
・聞く必要のある事を聞き
・やる必要のある事をやり
結果を待つといった、主体性をもって動く事を指します。

主体性を持つ事で、早い段階に問題に気づいて、可能な限り少ない
時間と労力で片づけられるのです。

もし、周囲にSOSを出す事があっても、上記と同じ流れで行います。

同じ「何があっても、何とかなる」であっても
「認めないオトナ」と「大人のありのまま」では、意味が全く違うのです。

次に2について、説明します。

●配偶者は小学生の頃、教師に大声で怒られた時、
「怒鳴られている最中、全く別の事を考えていれば大丈夫だとわかった。
だから、怒られても平気。」という話をしていた。

教師が、子供だった配偶者に対し
怒る事を通じて
言う事を聞かせようとした(思い通りに動かそうとした)際に
配偶者が本心を抑えて表面上、教師の言う事に従った場合

または、
教師が子供だった配偶者に対して
褒めることを通じて、言う事を聞かせようとした際に
配偶者が本心を抑えて表面上、教師の言う事に従った場合

その場における、教師の配偶者に対する評価は、
「言う事を聞く、良い子」になります。

「良い子」と褒められたり、その場を凌げたりする場合、
配偶者は無意識のうちに
「自分の本心を抑えて、表面上、教師に従ったり、合せていれば
うまくいく」と思い込みます。

成功体験を得た配偶者は、何か問題が起きる(怒られる)度に
怒っている人の言う事に、何も言わず、自分が表面上従い、
その場を凌ぎます。

成功体験が積み重なるうちに、配偶者には
自分がどうしたいのではなく、何をすれば人に自分を認めてもらえるか
(怒られないか・褒められるか)という思考・行動力が身に付きます。

仮に、配偶者が怒られている際に、教師に対して
「だって・・」
「こういう理由で・・」
と「自分が何故、そのような事をしたのか」を説明した際に
「言い訳だ!」「反抗的だ!」といった事を言われ、
話を聞いてもらえなかった場合。

配偶者は無意識のうちに
●「自分が、どうしたいのか」を自ら引き出す事がダメな事、
悪い事であると捉える
●「自分がどうしたいのか」を抑える事が良い事だと捉える
●「自分がどうしたいのか」自分の意見を持つ事が間違っていると捉える
といった事を思いながら
「聞いてもらえないくやしさ、苦しさ、悲しさ、つらさ、さみしさ」
といったものを、処理しないままに、抑え込む事になります。

日々の生活において、こういった場面は多々あります。

その度に、未処理の思いをどんどん増やして抱えたまま、配偶者は
子供の時期を経て大人になります。

人生は、1日、1日の積み重ねです。
人の成長も、一瞬、一時、一日の積み重ねです。

昨日迄「表面上、周囲に従う事で、誰かに認めてもらう」方法をうまくいくと
思い込んだまま、使い続けているのだとしたら、今日からいきなり
「自分がどうしたいのか」に沿って、主体的に動けるようにはなりません。

配偶者は、子供の頃から表面上、本心を抑えて誰かに従い続けています。

本心を抑える事が良いと思っているので、自分がどうしたいのか(本心)を
自ら引き出す力が育っていません。

自分がどうしたいのかを自ら引き出せなければ、当然、何をする必要があるのか
どこに行きたいのかもわかりません。

その為、
・言う必要のある事がわからず、言う必要のある事を言えない
→言わなくて良い事を言う

・聞く必要のある事がわからず、聞く必要のある事を聞けない
→聞かなくて良い事を聞く

・やる必要のある事がわからず、やる必要のある事が出来ない
→的はずれな事をする、何もしない

という事が起こり、自ら問題を大きくする動きに出るのです。

また、最初に述べた通り、配偶者は問題が起きても、現状把握が出来ない上に、
主体的に動けません。

よって、躓いた事に気づいて、自分を立て直す事が出来ません。

「何があっても何とかなる!」と思いながら
来るか来ないかわからない助けを待つのか。
配偶者が困っているのをRさんが察して、Rさんが動いてくれるのを待つのか。

・・・誰も来なかったら、どうするのでしょうね。

さて。
今、大人になった配偶者に、ありのままのあなた(配偶者)で良いんだよと
言ったとしましょう。

配偶者は
「自分が、どうしたいのか」を自ら引き出す事がダメな事、悪い事である
「自分がどうしたいのか」を抑える事が良い事だ
「自分がどうしたいのか」自分の意見を持つ事が間違っている
という経験を積み重ねているのだから、無意識のうちに、
ありのままの自分を表に出したら、周囲に否定される!嫌われる!と感じる
状態にあります。

でも、反対に、ありのままの自分を抑えたら、その場が凌げた、褒められた、
自分の欲しいものが得られたといった成功体験(思い込み)がいっぱいあります。

ありのままの自分を表に出したい
でも、嫌われるのが怖いから出せない
嫌われるくらいなら、ありのままの自分を表に出すのを我慢しよう
我満して、その場を凌いだ
モヤモヤした思いが、積み重なっていく
でも、どうしようもない
見なければいいんだ


どんどん、悪循環にはまっていく事を「何とかなる」と思ったまま、
配偶者の我満大会は、この先も続きます。

我満は美徳と言いますが、
「我満した結果、問題が大きくなる上に、自分が苦しい」のであれば
この我慢は、本当に美徳なのでしょうか。

(「大人のありのまま」と「認めないオトナ」では同じ我慢でも、
意味が全く違います。)

そんな訳で、Rさんが、
「何で、~してくれないの」
=私の思いを察して、私の思い通りに動いて、私の事を愛している、
大事にしているって感じさせてよ!安心させてよ!
と訴えた所で

配偶者は、表面上、Rさんの言う事に従ったり(我慢する)
話を聞いているフリをしてはいるけれど、心ここにあらずの状態で
ある上に、言う必要のある事を言えず、自分を抑えています。

何か言われる度に、内心、俺、どんなに頑張っても否定されっぱなしと
感じます。

俺、家の中では、自分を認めてもらえない。居場所がない。

そう感じた場合は、外に癒し(認めてもらう)を求めるのは
当然の流れです。

でも、彼は自らRさんとの関係回復の為に動ける状態にはありません。

外へ癒しを求めるのは
「何とか表面上、平穏にRさんとの婚姻関係を保つ」為
なのだと思われます。

ですが、Rさんは配偶者が外に癒しを求めると、自分の存在を蔑ろにされた、
否定されたと感じます。

こういう流れが、日常にあるというのは互いにとってストレスです。

女性の場合、
「男性に引っ張ってもらいたい」という思いを抱く事があります。

Rさんの場合、配偶者の年齢が少し上なので、何となく、配偶者に引っ張って
もらいたい気持ちを持っていました。

Rさんは空回りをしてはいるものの、行動力のある方です。

配偶者は、その場凌ぎか、何もせずに周りが変わるのを待つタイプです。

Rさんが主体的に関係を修復したり、物事を進めたりする方が良いと判断しました。

配偶者の「認めないオトナ」の対応は、人によってちょっとした癖がありますが
基本的な動きはパターン化しています。

Rさんが配偶者のパターンを理解するならば、対応がしやすくなりますし、
Rさんの対応によって、配偶者の反応は変わってきます。

ただし、配偶者が「認めないオトナ」に居座り続けようとするならば、
お二人の関係は壊れます。

この先どうなるのかは、配偶者が、Rさんについてこられるかどうかが
カギとなります。

次回に続きます。