アイホージュの庭

リラクゼーションサロンアイホージュのブログです

ありのまま認める×EFTセッション事例 ~離婚を回避したい その9~

前回の続きです。


出て行った配偶者と、Rさん。


しばらく別居状態が続いた後、お二人は、互いの思いを話し合う機会を設けたのですが、Rさんは配偶者から「お互いこのままだとだめになるから別れた方が良い。」と言われます。


それを聞いたRさんは、セッションを通じて、自分はどうしたいのかを再確認したのですが、結果的には「別れる」という答えを出しました。


その時、私からRさんに「今日、離婚すると決めたからといって、必ずその通りにしなければいけない訳ではなく、人の選択や決定は、その時、その時によって変わる事がある。離婚は、Rさんの人生が変わる程の大きな事なのだから、「一度決めたら揺らがない」ではなく、揺れる時は存分に揺れて、変更する時は何度でも変更する自分を認めて、最終的に自分にとっての最善を選べれば良し。」といった事を説明しました。


その後、Rさんは
・行政
・士業
を通じて、離婚と離婚後の生活の為に、必要な準備を手掛け始めます。


対照的に「認めないオトナ」の躓きのパターンが出て、その場凌ぎや物事の先延ばしをしながら、必要な対応へ結びつけられない配偶者。


配偶者の動きは、当然そうなるだろうとRさんも私も粗方予測していました。


ここに至るまで、配偶者は、問題や悩みに対して、その場凌ぎや物事の先延ばしをすれば、(他の誰かが見かねて配偶者の代わりに後始末してくれて)「何とかなる」と思って対応する事を、積み重ねてきています。


配偶者が自分で何とかしようとしても、どのようにしたら必要な対応が取れるのかを知らないし、そもそも、対応方法が身に着いていません。


配偶者の本質・特性というよりも、配偶者の「実際は問題が大きくなるだけで、何もうまくいかないのに、うまくいくと思い込んでいるパターン」が作動している状態だから仕方がないのではありますが、結局の所、その場凌ぎや物事の先延ばしを繰り返す他ないのです。


Rさん、配偶者、どちらにとってもきつい時期だったと思います。


Rさんと私とのやり取りが続いた後。
お休みの期間に入り、やり取りをしない時期を経て、Rさんから連絡が来ました。


「実は急展開で、復縁モードです。」


そうなのね。
まずは、離婚回避できて良かった!


Rさん曰く、士業の方と話をしていた時に「ここに来る人は、離婚する事をはっきり決めた状態である事がほとんどなのに、あなたはまだ離婚する事を迷っているように見える。もう一度、よく考えてみて。」と言われたのだそうです。


と言う事で、ひとまず、めでたしめでたしです。


前回のブログで、私は、
>配偶者が家を出て行ったと伺った時に、うわー、Rさん、もう少し慎重に行ってええ・・・と思っていました。
>いくらどこからでも立て直しをしようと思えば出来ると言っても、相手の気持ちが遠くに離れて行けばいくほど、難しさが生じるからです。
と書きました。


確かにそうではあるのですが、私・伊藤が思い描いていた、慎重に進める事がベストではなく、Rさんが引き金を引いて、配偶者が出ていく流れがお二人にとってベストだったと言う事に、Rさんから復縁の連絡を頂いて、気づいたのです。


「大人のありのまま」の状態で、渦中にいる時は、何が起きているのかわかりませんが、終わってみると


●実現したい事は、自分の思い描いた通りになる訳ではなく、全く想像していない方法や流れで実現する事が圧倒的である
大抵、想像していた通りよりも、遥かに良いと感じる結果に至る事が多い


●その時は実現しなくてがっかりする事があっても、後になってみると、それでよかったとわかる事が多い
のです。


さて。
ありのまま認める×EFTの取り組みは「離婚せずに復縁出来したら、終わり」ではありません。


以前も書きましたが、当方の短期的な取り組みは、長期的視野をもって行っています。


離婚話をきっかけに、Rさんが取り組んだ短期的内容を土台として、この先の人生で活かせるよう、復縁を決めたRさんには、引き続きご自身で「大人のありのまま」と「主体性」を育み続けて頂きたいとお伝えしています。


「大人のありのまま」と「主体性」を育み続ける事により


・Rさん、配偶者がそれぞれの本質・特性・能力を発揮出来る状態を作る


・Rさん、配偶者がお互いの違いを尊重しあい、必要があれば合意点を見出し、実行できる関係を作る


・Rさん、配偶者が、共に存在する事で、お互いを認め満たしあったり、本質・特性・能力を活かしあったり、支え合ったりしながら、さらに関係が発展する
事が期待できます。


日常生活においては様々出来事が生じます。


それに対応するにあたって、Rさんの「認めないオトナ」の思考・言動は、知らず知らずのうちに頻繁に顔を出します。


復縁して最初のうちはお互い気を遣う為、うまくいくと思うのですが、今までと同じ、関係を悪化させる「認めないオトナ」の思考・言動を繰り返すのであれば


Rさんは
●「配偶者に何も言わなくても、配偶者が私の思いを全てわかった上で、私の思い通りに動くのが当然だ」という無意識の前提が生じた状態で、配偶者に自分の思い描いた通りに動く事を、求める。


配偶者が自分の思い描いた通りに動く事で、自分や子供が愛されている、大事にされていると感じるし、配偶者が自分の思い描いた通りに動かなければ、自分や子供が愛されない、大事にされていないと感じて、配偶者に対して、Rさんの思い描いた通りに動くように、促す。


対する配偶者が、
●今まで通り、表面上Rさんの言う事を黙って聞いているように見えるけれど、実際は、全く違う事を考えて、その場を凌ぎつつ、不満を溜めている。


溜めた不満を満たす為に、外出が多くなる。時間・お金・労力の浪費が多くなる。


と言った具合になるので、遅かれ早かれ、また離婚話に発展すると思われます。


そうならない為に、Rさんご自身のうまくいかないパターンが出る度に
「これではうまくいかない」と気づき
「大人のありのまま」と「主体性」をもって、ご自身を立て直し
本当に必要な対応をし
新しい結果を得て
その結果を次に繋げる
というプロセスを1つずつ積み重ね、身に着けていきます。


この取り組みによって、今までと同じ「認めないオトナ」の、夫婦関係を悪化させる思考・言動を選択しなくなるようになるのです。


仮に「今回は離婚を回避して、復縁出来たけれど、結局うまくいかなくて後に離婚に至る」となるのであれば、時間の経過と共に問題は大きくなりますし、時間も、労力も、お金もかかります。


お互いが、お互いを大事にしたいと思いながら、実際は傷つけあってしまうので、関係が、さらに疲弊してしまいます。


人生は有限です。


最初の時点で、離婚した方が、ダメージも立て直しに使う時間も労力も少なかったとなっては、もったいないです。


今回の離婚騒動で、Rさんが、セッションで、今までの、配偶者に対する自分の思考・言動を振り返り、これではうまくいかないのだと気付いて、立て直す過程において、今まで表面上、Rさんの言う事を黙って聞き、我慢し続けていた配偶者が、「離婚した方が良い」という内容ではありましたが、言えなかった自分の思いを口にするという変化が生じています。


配偶者が、離婚した方が良いと切り出したのをきっかけに、ここまではっきりしなかった問題が明らかになり、お二人が互いの意見を話し合い、一時は離婚になるかと思いきや、最終的に復縁に合意する事に至りました。


配偶者はRさんと接する事で、知らず知らずのうちに、「大人のありのまま」と「主体性」を身に着け始めています。


配偶者が「大人のありのまま」と「主体性」が身につく事によって、配偶者の「楽観」は、必要な対応をする場面で、活きるようになってきます。


相方である、Rさんには「楽観」が、あまり見られません。


Rさんが配偶者の楽観に接する事で、Rさんの視点や思考には、「こんな考え方もあるんだな」と言った具合に、広がりが生じるはずです。


この先、お二人にどのような事が生じるのかを知っている私は、今、改めて当時の事を振り返り、離婚騒動は、この先のお二人の関係が深まり、発展していく為の、必要な膿み出しであり、プロセスだったのだと思います。


まだ続きます。